15歳の中学生女子、重度の食物アレルギーとアトピー性皮膚炎のある娘がコロナワクチンの接種をしました。
アレルギー持ちの人がコロナワクチン(ファイザー)を接種後、副反応はどの程度起こったかを時間を追って記録し、準備した解熱鎮痛剤、小児用についてもお知らせします。
アレルギーのある方やアレルギーのお子さんへ、実際に娘がコロナワクチン(ファイザー)を接種しましたので、接種の情報としてお読みください。
アレルギーは個人によって差がありますので、あくまでも一つの例としてご覧いただければと思います。
コンテンツ
アレルギーについて
娘は落花生(ピーナッツ)の重度のアレルギーがあります。
通常の血液検査では計れないほどの数値ige クラス6で、アナフィラキシーを起こす可能性あり、エピペンを所持しています。
その他、0歳から15歳の現在までアトピー性皮膚炎があります。
アレルギーを持っている人がワクチン接種をした場合、副反応が強く出て、アナフィラキシーを起こした例がニュースであったのをご存じでしょうか。
私は、
娘はワクチン接種は無理か?
打てたとしても一番最後か?
と思っていました。
コロナワクチンを打てるかの医師の判断
コロナワクチンを打つにあたり、娘はアレルギーがあるので、ワクチンは打たない方が良いのか、打つことはできるのかを主治医に聞いてみました。
ファイザー製ワクチンに関して、落花生(ピーナッツ)の成分が入っているわけではなく、落花生アレルギーのある人がアナフィラキシーショックを起こすという事例は報告されていないとのこと。
コロナワクチンを打った時の副反応の重さと、実際にコロナにかかった時の重さを考えると、ワクチンの副反応の方がはるかに軽く、近頃の感染状況を見ると、いつ、どこで感染してもおかしくない状況。
ワクチン接種をすると決めたら、早い方が良いというアドバイスでした。
娘本人の希望があり、ワクチンを打つことにしました。
念のため、かかりつけ医で接種予約を取りました。
何かあった時に集団接種会場だと不安がありますよね。
ワクチン接種当日の準備
先ず、体調が悪くならないように心がけ、副反応に備えて、ワクチン接種当日と次の日の予定は入れないようにしました。
ワクチン接種後は病院で15分ほど様子を見るために待つのですが、娘の場合は30分待つことにしました。
コロナワクチンはインフルエンザとは違い、注射針の痛みよりも数時間後から腕の痛みが始まり、動かすと痛むので利き腕と反対の腕に打ちました。
準備した解熱鎮痛剤
腕の痛みと高熱が出たときの薬としては、「カロナール」もしくは「ロキソプロフェン」ですが、アレルギーのある人は、かかりつけのお医者さんで処方してもらった方が良いと思います。
うちは以前、頭痛薬の常備として処方していただいていた「カロナール」が使えるとのことでした。 カロナールを服用すると、15分ほどでききはじめ、5時間程度は効果が持続するとのことでした。
病院では症状が無いのに薬を処方することは原則しません。
医師に相談の上、熱が出た場合にはどんな薬を選べば良いかを確認しておきましょう
コロナワクチン副反応に使える市販の解熱鎮痛剤(15歳~大人用)
コロナワクチンの副反応で、痛みや熱が出た場合に効果のある解熱鎮痛剤は「アセトアミノフェン」「イブプロフェン」又は「ロキソプロフェン」の入ったものです。
”イブ”や”ロキソニン” はドラッグストアで売っていると思いますが、一時的に品切れ状態になっている場合もありますので、アマゾンのリンクを貼っておきます。
市販の大人用は15歳から使えるものです。
15歳未満のお子さんは小児用を準備することになります。
アレルギーのある人は、医師に相談してから購入した方が安心です。
15歳からは大人用の解熱鎮痛剤が使えます
イブプロフェン
ロキソプロフェン
アセトアミノフェン
12歳~14歳までは小児用の解熱鎮痛剤を
コロナワクチンの接種対象年齢は12歳からです。 副反応が出て辛い時、解熱鎮痛剤は市販の大人用は使えません。
アセトアミノフェンの小児用バファリンがコロナワクチンの解熱鎮痛剤として使用できますので、ご紹介します。
バファリンの小児用は2タイプ発売されています。
口の中で舐めて溶かす「チュアブルタイプ」と「錠剤タイプ」です。 お子さんが飲みやすい方を購入するようにしましょう。 どちらもフルーツの味がついています。
小児用バファリン(チュアブルタイプ)
小児用バファリン(錠剤タイプ)
小児用バファリンは11歳~14歳は6錠服用します。
一回に6錠なくなりますので、ある程度たくさん入ったものの購入がおすすめです。
実際の副反応の様子
実際にコロナワクチンを打って、出た副反応について、時間の経過とともにお知らせします。
午後5時頃接種
通常は15分待機した後、問題なければ帰宅するのですが、娘の場合は30分院内にいてくださいということを病院に言われました。
30分待機後、帰宅。
夜寝る前に腕の痛みが始まりました。熱は無し。
接種した次の日
腕の痛みと朝10時頃37.3℃の熱がでました。
結局37.3℃が最高で、その後下がり、それ以降は徐々に腕の痛みがなくなってきました。
3日目の朝には腕が上がる程度に回復し、熱も平熱となりました。
アレルギーがあるので、どうなることか心配しましたが、結局はコロナワクチンの副反応でよくでる「腕の痛み」と「発熱」だけでしたのでホッとしました。
まとめ
コロナワクチンでアレルギーの人がアナフィラキシーを起こした例がニュースになっていたこともあり、重度の食物アレルギーのある娘は、もしかするとアナフィラキシーを起こすのでは?と思っていました。
一般のアレルギーの無い人の接種状況や副反応の状況を見て、最後にワクチン接種しようと考えていました。
ワクチンは一番最後、集団免疫が出来てくれることを願っていましたが、変異株は感染しやすく、どんなに気を付けていてもどこで感染するかわからない状況では、自分の身は自分で守るという考えに切り替えなければなりません。
医師に相談してみると、意外にもアレルギーを起こす成分が入っているわけではないとのこと。 本人の強い希望もあり、ワクチン接種しました。
やはり、普通のワクチンと違い、しっかりと副反応があります。
腕も痛くて上がらなくなるし、発熱でしんどくもなりました。 ただ、本当にコロナにかかると、副反応では済まない辛さになると実感しました。
アレルギーだからワクチン打てないと、誤った理解を持ち続けずに、早めに切り替えて医師に相談したのは良かったと思いました。
皆さんも思いこまず、ワクチン接種できるかどうか、医師に確認取ってみませんか?
本当にコロナに感染したら、家族もみんな辛いことになります。
解熱鎮痛剤を準備したり、接種後の予定を入れずにゆったりと過ごすことで副反応も楽にやり過ごすことができたりします。
先ずは医師と相談してみませんか?
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